三軒屋の山と谷にロマンを追って!!
2017年 04月 15日
「富ノ谷」の道しるべが建っていて、ベンチも設置されています。
少し林道を歩くと、「藍染山登山口」があり、直登尾根の急坂を喘ぎならば登ると、藍染山に辿り着きます。
三軒屋からは、高尾山への登山ルートや、五ヵ所まいりの行者さんへの道(未確認)、藍染直登尾根、峠を越
えて讃岐から三軒屋まで通行していたという冨ノ谷七曲がり道(調査中)などがあります。
今年の3月にこの地域をよく知っているという某氏に直接会って、昔の話を聞く機会を持てました。
知らなかったことが沢山あって、目から鱗が落ちる状態でした。
「あとみつく」さん・「つちのこ」さん・「なるきん」さん達が、勢力的にあちこち道を探して歩いていますの
で、おいおい色んなことが解ってくるものと期待しています。
今日は、お三方のアドバイスを手がかりに、「高尾上人の泉跡地」と「妙薬寺跡地」を訪ねてみました。
★★★ 高尾上人の跡地&妙薬寺跡地 ルート図 ★★★
[高尾上人の泉跡]
駐車場から林道を引き返し、橋が架かった小さな谷を約16分ほど詰めるとあります。約400m程
[妙薬寺跡地]
藍染山登山口から奥に伸びている林道をあるくと、谷に行き当たり、広い道から急峻な歩き難い細い道を
谷筋に沿って登ります。
所々崩れてヒヤリとする箇所が何カ所もあり、いい道とは言えません。
石垣がみえると竹林の広場となり、何かありそうなそんな雰囲気がプンプンする場所です。
下堂と上堂があると聞きましたが、詳しくは解りませんでした。
寺跡を確定する瓦は発見出来ませんでした。竹藪上部の巻道を経て、広い直登尾根道に出ます。
所要時分/1:15---歩いた距離/2.4km--獲得標高/238m
★★★ 高尾上人の泉跡地 ★★★
この地で、修業をしていたとのこと 泉状の穴は二ヵ所
高尾上人のことは不詳
★★★ 妙薬寺跡地 ★★★
石積みが見えるとすぐその上が竹林帯です。
この当たりが下堂なんでしょうか?
広い平地の竹林帯です。あたり一面、静閑としてこの地にお寺が建っていたのかと思うとそんな気がします。
寺跡地を確証する物的証拠(瓦等)は、しばらく探しましたが発見出来ませんでした。
でも、昔の人が「下堂」・「上堂」と呼んでいたことは確かなので、きっとこの地が跡地なんだ
★★★ 捕捉 「高尾上人のお墓」 ★★★
板野町大寺の踏切の傍に、お堂と石碑がありました。
綺麗なお花を祭っているのは、ご近所の方ですが、高尾上人のことについては不詳でした。
以前によくお参りをしていた方は、東京に移転していて現在は誰も居ません。
この件についても、知っている方にお会い出来るのは相当困難な気がしています